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生態について
ネズミは都市から砂漠まで世界中に生息しています。環境適応能力や学習能力が高く警戒心が強いことも大きな特徴です。また夜行性のため聴覚が発達しています。雑食性で人間が食べるものなら何でも食べます。生後2~3ヶ月という成熟スピードで繁殖能力も高いためすぐに増殖します。
住み着くネズミは主にクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミです。
近年殺そ剤に抵抗力を持つスーパーラットも現れ問題となっています。
食べ物や住まいに被害をもたらすほか病原菌や寄生虫などを媒介する恐ろしい害獣として知られます。歴史を振り返ると多くの人々を死に至らしめたこともありました。
ネズミが発生しやすいのは、食べ物がある場所や天井裏などです。
食べ物にかじられた跡があったり天井からトコトコと走る音が聞こえたりした場合ネズミがいる可能性が高いです。
ネズミによる被害
主に衛生的な問題と経済的な問題が挙げられます。
過去にはネズミなどが媒介するペストが大流行し多くの人が死亡したこともありました。
衛生面の被害
大量の病原菌を運ぶとされ、イエダニや寄生虫を持っています。家の中に病原菌を含む糞をして、走り回ることで菌をまき散らかします。
噛まれて感染する病気や糞尿から感染するサルモネラ症、寄生虫から感染するツツガムシ症、ネズミに寄生したノミにより媒介されたペスト菌などがありいずれも感染すると死に至るケースもあります。
悪臭被害や細菌感染症、害虫による吸血被害などの二次被害が多く発生します。
経済面の被被害
家の柱や壁、家具をかじるほか、大量の糞尿によって家の資産的な価値を低下させます。屋内の配線をかじって電気障害を起こし火災になることもあります。
ネズミは前歯が一生伸び続けるため常に硬いものをかじります。